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アオイネオン/ネオン

アオイネオン/ネオン

    

昭和26年創業。現在は東京、静岡、大坂、福岡を拠点に全国の現場を手掛けている看板やネオンサインのデザイン・設計・製作・施行まで一貫して行っている。表札からビルの屋上まで、街で見かけるサイン、看板はすべて扱っている。様々なコラボ等によるネオンアートも展開しており、さらなるネオンの可能性を追求中。


なぜ職人になられたのですか?
            

アオイネオンに就職してから「手先が器用だからネオンに挑戦してみろ」と先輩に言われたのがきっかけです。実際にやってみると面白く、現在まで続けることが出来ました。


職人になってよかったこと、大変なことをそれぞれ教えてください。
            

「手に職」をつけられたことです。一人前になるまでは先輩に怒られたこともあり想像以上に大変でした。看板の光源がLED化してからはネオンの仕事が激減して工房でネオン管をつくることがほとんど無くなった時期もあり、その時は社内からもネオンは終わったという声も聞こえてきました。


誇れる技術について教えて下さい。
            

ネオン職人としての1人前の技術を身に着けるには、10年かかると言われています。ガラスのネオン管をバーナーワークで曲げながらカタチにしていく技術。二次元の図面を頭の中で三次元化して曲げ方を考える技術。配線を考慮して電極の位置を決める等、図面には書かれていない部分を考えながらカタチにしていく技術。10年かけて身につけてきた技術です。


制作時に意識していることや大切にしていることはありますか?
            

誰が見ても恥ずかしくないネオン管を世に送り出したいと思っています。ネオンが点灯した時にお客様の喜ぶ姿を想像して、より良いものを作りたいと日々思っています。


制作の上でこだわりを教えて下さい。
            

ガラス管を曲げるネオンサインには、ある程度製作上の制限がありますが、出来る限りデザインに忠実にネオン管を曲げることです。故障せずに長年使ってもらえるような高品質に今後もこだわっていきたいです。


ご覧いただいている方へのメッセージをお願いします
            

近年、LED化の波に押されて減少の一途をたどる「ネオン管」ですが、魅力を伝えていくことで、希少となったネオン管職人の技術を未来に継承したいと思います。


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